土地売却で利益を大きくするための方法

土地を売るからにはできるだけ大きな利益を上げたいと考えるのはもっともなことです。少しでも高い価格で売買契約を成立させ、それ以外にかかる諸費用を減らせるようにするのが重要になります。その概略を把握しておきましょう。

査定を受けて相場を把握する

土地売却の利益をできるだけ高くするためには売買価格をギリギリまで引き上げる必要があります。ですから、まず重要なのが相場を把握することであり、査定を受けて相場を概算するのが最初の段階です。多くの不動産会社に相談して査定を受け、比較してみると相場が概ねわかります。簡便に行う方法として一括査定を利用することも可能です。机上査定で数社から同時に査定価格を出してもらえるのが特徴であり、手間暇をあまりかけずに相場を把握することができます。一括査定を使わなくても自分が相談したいと考えている不動産会社に一つ一つ連絡していっても構いません。オンライン査定を行ってくれるところもあれば、直接訪問して相談しないと対応してくれない会社もあります。どのような形で査定を受けるにしても三社程度からは査定を受けて比較することが肝心です。

販売価格は交渉を想定して高めに設定する

査定価格を手に入れて相場がわかったら仲介を依頼する不動産会社を決めて販売価格を決めることになります。不動産会社から査定価格と販売価格について提案を受けることが多いですが、少し高めに販売価格を設定するのが利益を増やすポイントです。その土地に価値を見出してくれる人は相場より高くても購入を検討してくれます。また、通常は購入申し込みの前後に価格交渉を申し込まれることになって少し価格を下げることになりがちです。交渉によって価格が下がる分を見越してやや高めに販売価格を設定しておくと大幅に安く売ることになるリスクを低減できます。特に交渉を想定するのなら引き下げやすい数字にして販売することも重要です。端数の値下げ交渉はよくあるものであり、あえて端数を作っておくのが有効とされています。数十万円を上乗せして端数のある数字にしておき、百万円以上の値下げをせずに交渉を成立させられるように計画しておくのが大切です。

諸費用を考慮して節約を考える

土地を売却するときには諸費用がかかるのでその節約を考えるのも大切です。諸費用として代表的なのが仲介手数料であり、不動産会社に仲介を依頼する以上は払わなければなりません。土地の売却によって利益が得られたときには譲渡所得税を納める必要も生じます。譲渡益が生じている場合には通常は払うことになるものの、マイホームの場合の3000万円の減税や買い換え特例などを活用できると払わなくて済む場合も多いでしょう。自分ではわかりにくいときには税理士に相談することも大切です。この他にも売買契約書を作成するための印紙代が必要ですが、これはあえて払わないことも可能です。売った側は売買契約書の原本を持っている意味があまりありません。念のため買い手の持っている売買契約書のコピーをもらっておけば十分であり、数千円から数万円の節約になります。登記費用についてはローンの抵当に入っているときには必須ですが、登記を自分で行えば司法書士手数料はかかりません。難しい手続きではないので自分で行ってしまうと良いでしょう。

仲介手数料のからくりに注意する

諸費用の中でも大きくなるのが仲介手数料ですが、最も削減しやすい費用でもあります。仲介手数料は通常は売買価格の3%に6万円を加えたものになりますが、この金額は法律で定められている上限額です。必ずしもこの通りに払わなければならないわけではなく、交渉によって下げられる場合もあります。また、仲介手数料を売買価格の2%にしたり、売買価格によらずに定額にしたりしている会社も多くなりました。不動産会社の選び方次第で仲介手数料は安くすることができます。ただし、仲介手数料は不動産会社にとっては唯一の収入源なので無料としている業者が良いかどうかはよく考えなければなりません。買い手と売り手の両方から仲介手数料は申し受けることができるため、売り手から取っていないとなると買い手からは満額を請求していることがほとんどです。すると買い手の金銭面の負担が大きくなり、価格交渉に積極的になってくるリスクがあります。不動産会社にとっては収入が少なめなので販売活動にあまりコストをかけないようにしている場合も少なくありません。このようなデメリットも天秤にかけて不動産会社を選ぶ必要があります。

利益を大きくするには努力が必要

土地売却による利益を大きくするには基本的には努力をして節約を考えなければなりません。単純に不動産会社に全てを任せてしまえば簡単ですが、任せきりにしてしまうと利益を増やせる部分を見落としたり、無駄に費用をかけたりしてしまうことがよくあります。価格を引き上げ、費用を節約できる部分がどこかを予め把握した上で売却に乗り出すことが肝心です。どのような努力をすればどれだけ利益が上がる可能性があるかを理解し、かける労力と得られる利益のバランスを考えてメリットがあると感じたことを実践するのが賢明な考え方でしょう。